不織布用ノズル

スパンレース ジェットストリップ

 

効果的な水流交絡の鍵を握る、ジェットストリップ

スパンレースすなわち水流交絡工法は、不織布業界で、おそらく最も急速に発展している技術です。その原理自体はユニークで超精密で高速のジェトすなわち水のニードルを繊維のウェブあるいはその他の同様な被加工物に打ち付ける方法です。水から放たれる運動エネルギーがウェブ状の糸と糸を交絡させ、巻き込み、絡み合わせる。その結果出来る製品は従来の織物の持つソフト感、ドレープ性、堅牢性の特性をそなえ、又パターン化も可能です。スパンレース不織布は、これまで新規参入が困難であった市場すなわちアパレル、家具、インテリア装飾品などの用途にも拡大してきています。さらに、個人、家庭、工業用途向けワイピングクロス等の最終製品の需要は、スパンレース不織布の生産を継続的に伸ばすもとになっています。業界専門家の計算によれば、不織布全体の生産量の約12%がスパンレースであるとしています。 水流交絡工法の品質の成否を決める、必要不可欠な要因であるのがスパンレース用ジェットストリップです。ジェットストリップは不織布製造の全体的な特性を決定づける鍵をにぎる重要なノズルです。ジェットストリップは、高圧ポンプにより水流を発射させる多数の小さな孔を有する金属製の長尺状のプレートです。従って、ジェットストリップは、高圧に耐える必要があり、同時に均一で精度の高いニードル状の水流を形成するものであり、高いエネルギーを効率よく伝える事が必要であります。

独自のユニークな専有加工技術/日本ノズル

日本ノズルはスパンレース用ジェットストリップの製造に関してユニークな技術を持っています。この技術とカスタムメードのノウハウにより、日本ノズルは孔径が100μ以下のスパンレース用ジェットストリップの製造を可能にしました。小径であっても精度、品質に影響を与える事なく、水流ニードルのエネルギーに対する問題もありません。これは、スパンレースラインの大きな関心事である、省エネ対策にも寄与しています。 日本ノズルの独特な加工方法により、ジェットストリップの孔の内壁全面の仕上げ面粗度が極めてスムースで一般市場の製品に比較して垂直度の精度の高い加工を可能にしています。その為に水流ニードルの直進性が優れているので、高いエネルギーの保持が出来ます。この事が、日本ノズルのジェットストリップが交絡性能を高め、加工のロスを減少させ、水量消費を少なくさせています。これは、水流交絡のスパンレースにとっての大きな課題であるコスト削減のニーズに応えています。

スパンレース ストリップジェット水量と水速相関表

(条件)
1. 日本ノズル標準ワンタッチWJハウジング使用
2. ノズル材質SUS631 ホルダー材質SUS630
3. 水量および流速相関表は計算上の値であり、各種形状相関表は標準実績形状から算出した値
4. 水流ジェットの方向はテーパー側からキャピラリー部とします。

 

水量相関表 (圧力−孔径)/ノズル

圧力 700孔径(mm)
(kgf/cm^2)

0.08

0.1

0.120 0.14
50 0.027 0.042 0.060 0.082
100 0.038 0.059 0.085 0.116
150 0.046 0.072 0.104 0.142
200 0.053 0.083 0.120 0.164
250 0.060 0.093 0.134 0.183
300 0.065 0.102 0.147 0.200
350 0.071 0.110 0.159 0.216
400 0.076 0.118 0.170 0.231
450 0.080 0.125 0.180 0.245
500 0.084 0.132 0.190 0.259
550 0.089 0.138 0.199 0.271
600 0.092 0.145 0.208 0.283
650 0.096 0.150 0.217 0.295
700 0.100 0.156 0.225 0.306

(リットル/分・H )

 

流速相関表 (圧力−孔径)/ノズル

圧力 700孔径(mm)
(kgf/cm^2)

0.08

0.1

0.120 0.14
50 89 89 89 89
100 125 125 125 125
150 153 153 153 153
200 177 177 177 177
250 198 198 198 198
300 217 217 217 217
350 234 234 234 234
400 250 250 250 250
450 266 266 266 266
500 280 280 280 280
550 294 294 294 294
600 307 307 307 307
650 319 319 319 319
700 331 331 331 331

(m/秒)

不織布製造用ノズルは従来の紡績工程で使用されるカード機を用いた短繊維乾式不織布やスパンボンド不織布の製造用ノズルが主でした。 しかし最近では、メルトブロー法、フラッシュ紡糸法、スパンレース法などの新しい技術を用いた不織布の開発が活発化しており、 製品は高度化、多様化しています。 スパンボンド式やニードルパンチ(機械接合)式も現在生産量が多くなっています。
日本ノズルが開発した不織布製造方法スピニングブローンの頁も合わせて、ご覧下さい。

日本ノズル製品から
作り出される加工品
紙おむつ・おむつカバー・生理用品・防塵マスク・自動車部品と内装用品・人工皮革・掃除機用のフィルター・電子機器部品(フロッピーディスク等)・スピーカー振動板・電池セパレータ等